逃亡

そして、僕は逃げた。
自分のプライドを保ち、現実世界から目をそらした。
いつもこう。
嫌気がさすが、万物変えられないものがある。
例えば、誰にでも苦手な食べ物がある。
他の人にとっては大したことではないが、
当人にとってはどうしても食べることができない。
僕は食べ物に嫌いなものはないのだが、
今回のこと、そしてこれからについても
僕は逃げ続けるであろう。
 
そんな人間がいてもいいじゃないか。